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靴底に使用するねじについてです。

現在では靴底に取り付けるトウスチールや、登山靴の剥がれ防止に使用するネジは、全てと言っていいほどプラスねじが使用されています。





現在ではマイナスねじの入手が少し難しいという欠点はありますが、マイナスねじにメリットは無いのでしょうか。

まず、プラスねじはマイナスねじよりも締め付け作業が簡単で効率的である点、またねじの入手も容易です。

マイナスねじを入手しようとすると、材質や長さによっては非常に困難な場合がありますし、量も特注扱いでロット買しか方法の無いことが多いです。

ただ、マイナスねじはトルクを強く掛けられるため、プラスねじよりも良く締められるという利点があります。

また、プラスねじは摩耗するとねじ穴にドライバーを入れても、滑ってしまいねじ穴をつぶしてしまいますが、マイナスねじの場合は溝さえあれば締めたり緩めたりすることが出来ます。

他に一番重要な点としては、泥やごみといった異物が挟まっても、容易に取り除くことが出来るという点です。

プラスねじの場合、内部に異物が挟まると取り除くことは困難ですが、マイナスねじの場合は横に移動させるだけで異物を取り除くことが出来るため、必要に応じて増し締めをすることも簡単です。

これが一般的なトウスチールでしたら増し締めの必要もないのでしょうが、登山靴の場合ゆるみが気になり増し締めをしようとした際、プラスねじでは増し締めも容易には出来ません。

もちろんですが、プラスねじを使用してある靴を修理しようとすれば、+ドライバーで外すことが出来ませんから、ねじを取り除くための余分な作業が追加されます。



当店で使用しているマイナスねじの一例です



出かける際にネジの締まりが完全な状態で何も問題は起きないという確証のある方であれば、全く気にする必要のない些細な内容なのですが、マイナスねじの意味を理解された上でご判断なさることをお勧めいたします。

※工業系の方でしたら、プラスとマイナスの意味をよりよくご理解いただけるものと思います。

雑談ですと、過去勤めていた業界ではねじやボルトをよく使う仕事でしたが、個人事業者の方で装飾箇所のねじやボルト頭は全て同じ角度(プラスなら全て+の位置)に揃えるという、こだわりの技術者が居たのを思い出します。



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ソールの剥がれた紳士靴の修理例です。





両足共に接着剤の劣化によると思われる、剥離現象が出ています。





靴本体とソールを取り外しますが、当店は元の接着材を削り取るなどし、接着面を綺麗にしてからボンドを塗り直します。





他店の中には、元の接着剤の上にボンドを塗っても、同じ接着剤だから問題ないという業者もありますが、この様な発言をする業者で修理された方が当店に再修理として持ち込まれることも多いため、古いボンドを取り除く重要性を痛感しております。




元の位置に合わせて貼り合わせ、ソールプレスという機材にセットし、圧力をかけて接着をすれば完了です。



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ブーツのライニング交換例です。








ブーツのライニングに使用されている合皮が劣化したため、交換を行います。





ブーツの内外をばらし、内側の部品を全て作り直します。





作り直した部品を組み付け、靴用ミシンを使用して針孔の上を元の通りに縫い上げます。





ライニングが交換出来たので、この後元のソールを組み付けます。





組み直した靴を磨いて完成です。


思い出を残す様、ある程度の皺はそのままにしておきました。
もちろんですが、皺を完全に取る作業もも可能です。


上記掲載の修理は当店にお持込された方のみの対応になります。ご注意ください。
お持込が出来ない方は、お近くの靴修理店にご相談願います。


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ライニング交換例です。

ライニング材には、馬革を使用しています。




修理前の写真は撮り忘れました。


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ティンバーランド オールソール例です。





ソールが剥がれと割れを起こしています。





ソールの交換を行いました。

ソールを組み直す際に、サイドからの見た目も元に近い様に再現しています。

また今回の中間部材には、イタリー製超軽量EVA材を使用してみました。


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